畳の替え時について
- 畳は使おうと思うとかなり長い期間使えるものです。
ただ、良い状態でとなるとやはり限界があります。
畳は生活空間の一部です。家で過ごす時間が長い方には特に良い状態の畳の上で暮らしていただきたいと思います。
畳の替え時に現われる症状①
- 天然い草畳表が傷んで、ささくれが服や靴下について困る
天然い草畳表を使い込んだ時に出てくるささくれは「い草の表皮」です。
もろくなった表皮が摩擦によってはがれて服にくっついたりします。
- 畳表替え・畳裏返し・畳新調のいづれかをご検討下さい。
畳の替え時に現われる症状②
- 歩いた時に凹みが目立ち、他の部分に比べて大きく下がっている所がある。
畳の芯材である畳床も、使っただけ減っていきます。
ある程度の凹みは補修で直りますが、大きな凹みになると凹み部分の強度が弱っていて補修が出来なくなります。
また補修は補修ですので完全に直る訳ではありません。
- 畳新調をご検討下さい。
畳の替え時に現われる症状③
- 畳縁が破れたり、縦糸だけ無くなって横糸しか無くなってしまっている。
畳縁は綿繊維やナイロン繊維で出来ていますが、綿繊維は耐久性が弱く破れやすいです。
綿の畳縁や縦糸か横糸に綿繊維が入っている畳縁も多くありますので、畳表に比べて畳縁が傷んでいる畳も見かけます。
- 畳表替え・畳裏返し・畳新調をご検討下さい。
畳の替え時に現われる症状④
- 天然い草畳表の日焼けがすすんで、色がこげ茶になっている
天然い草畳表にとって日焼け自体は悪い事ではありません。
ただ、日焼けが進み過ぎてこげ茶色までになると見た目的に綺麗ではありません。
こげ茶色になるまでささくれも少なく、大事に使ってらっしゃるお客様だからこそ、畳を新しくして可愛がっていただきたいと思います。
- 畳表替え・畳新調をご検討下さい。
畳の替え時になってしまう出来事①
- 水気のものをこぼしてシミが出来ている。
畳は多く水気を吸い込むと化学変化を起こして変色してしまいます。
畳を替えてまだ数年しか経っていないお客様であれば、しばらく我慢をしていただけば日焼けと共に目立たなくなってきます。
しかし、この場合は裏にもシミが通っている場合が多く、表側より日焼けがすすんでいないので目立つ状態になっています。
水気のものをこぼした畳表は裏返しが綺麗で無い場合が多いです。
前回の畳替えから年数が経っているお客様は畳替えをご検討下さい。
- 畳表替え・畳新調をご検討下さい。
畳の替え時になってしまう出来事②
- ワンちゃん・猫ちゃんがおしっこをしてしまった。
近頃よくあるシチュエーションですが、おしっこには「におい」があります。
普通の水気と違って、「乾いてシミさえ気にしなければ大丈夫」と言う訳にはいかない事が多いです。
畳表だけで吸収出来ていれば良いですが、畳床まで浸透している場合もあります。
畳床まで浸透してしまっていても、畳表をはがして乾かしてビニール等で覆えば「におい」は軽減されます。
ただ、鼻の良い方には気になってしまう恐れがありますので、最初から畳新調が無難かと思われます。
- 畳新調・畳表替えをご検討下さい。
畳の替え時になる出来事①
- 大事な来客がある。
結納や法事など来客がある時は畳を替える機会です。
もし、畳を替えてもいいなと言う時期が来ているのであれば、せっかくなので来客がある時に合わせて替えてみてはいかがでしょうか?
訪れる人は大事に迎えられていると感じることと思います。
せっかくの畳替えですから、お客様だけで無く他の人にも喜ばれる良い機会だと思います。
- 畳表替え・畳裏返し・畳新調をご検討下さい。
結局、畳の替え時とは?
- 「畳、替えなきゃと思っていたけど何か面倒くさくて、遅くなっちゃった。」とおっしゃるお客様が多いです。
畳の劣化によって畳を替えなきゃと思っても中々行動に移せないですよね。
そういう時は法事・来客・赤ちゃんの誕生のような実は、畳に関係ない出来事に合わせて考えられた方が替えやすいかも知れません。
どうせ替えるなら早めに替えて気持ち良く毎日を暮らしましょう。
詳細ページ
_________________________________________________________________________