神戸のお寺様の仕事で畳職人としての成長を感じました。
畳職人としての腕の見せ所で、腕を見せれた時のお話です。
神戸のお寺様で難易度の高い「紋縁畳」を納品致しました。
本堂の紋縁畳です。
正面に10畳の間があり、左右に6畳ずつ部屋が配されています。
ご住職が歩く畳です。
畳縁に描かれている「紋」が見えますでしょうか?
この「紋」をいかに上手く出せるか、見せられるかが腕の見せ所です。
中央の畳を横から撮影した画像です。
違う方向から来ている「紋」も全て合わせます。
こんな具合です。
6畳間が左右対称の形に作られています。
「畳と畳の間に隙間がある」とかいう間違いなどあるはずも無く。
そんな当然の技術は語るまでも無く、
紋縁畳にとって大事なのは、「紋」です。
これ、合わせるのは本当に難しいんです。
同じ方向に並ぶ畳ばかり(大広間に多い)では割と簡単なんですが、
この6畳間みたいな普通の部屋で「紋」を合わせるのは、自分で言うのも何ですが難易度が高い仕事になります。
どこの畳から来ている「紋」であろうが、並ぶ「紋」はとにかく合わせます。
いやー、しかし。
本当に自分で言うのも何ですが上手く出来たと思います。
納品するまで冷や冷やしていたのは内緒です。
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