い草の選別の違い
- 天然い草畳表には3500本~9000本ものい草が詰め込まれています。
- 何千本というい草の中に出来の良くないい草がなるべく混ざらないように行う作業が「選別」です。
- 畳表を作る大事な工程のひとつに「い草の選別」があります。
い草は高級品になる良いい草も、畳表には使えない良くないい草も同じ田んぼから採れます。
高級品用の田んぼとか、適当にしか手をかけない田んぼとかはありません。
ですから、ひとつの田んぼから採れたい草を選別する作業が重要なのです。
この選別の丁寧さが、畳表の品質を大きく左右します。
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国産畳表と中国産畳表 い草の選別の違い
- 現在、熊本産の畳表はほとんどが無着色になっていて「天然染土」による泥染めだけになっています。
畳表で言う着色とは、泥染めの事では無く「水溶性のペンキをボンドで定着させる事」です。
熊本産無着色畳表は泥染めしかしないので、良いい草と良くないい草を選別する時の気合が品質を左右します。
着色を前提にしていると、「どうせ色をつけるんだから」と手抜きになります。
中国産畳表のほとんどが着色をしています。着色をするので、ムラがあってもいい訳です。
しかし、その着色もずっと持つ訳ではありません。
使っているうちに着色がとれると、その畳表本来の見た目が現われるのです。
国産畳表は着色をしないので、選別も丁寧に行い、日焼け後も綺麗な色に変わります。
少なくとも、頑張って選別をすると変な着色をしないで済みます。
ペンキって言うのが気持ち悪いですよね。
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- 国産畳表と中国産畳表の違い
- い草内部の密度の違い
- い草の皮の厚さの違い
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- 農薬の使い方の違い
- い草の乾燥のさせ方の違い
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